11月6日（日）、おおぶ文化交流の杜にて「第1回知多半島オリーブ講座」が開催されました。第1回目は「オリーブとオリーブオイル知識」でした。講師は、Accademia
dell’olio認定オリーブオイルソムリエ　ニチエイ調理専門学校イタリア料理専任教授　篠田真理先生でした。篠田先生は元気いっぱいの朗らかな方で、とても楽しくオリーブオイルの話をして下さいました。

初めに、オリーブオイルの歴史やオリーブの木が育つ環境、オリーブオイルに含まれる栄養素についての講義が行なわれました。オリーブオイルの分類についての説明では、エキストラヴァージンオリーブオイルとオリーブオイルの違いについて疑問を持っている方が多かったようで、皆さん熱心に耳を傾けていました。オリーブオイルは他のオイルとは違い、種からではなく果肉を搾りオイルをとるという点が最大の特徴です。

講義の後はいよいよテイスティングの時間です。5種類のオイルの味と香りを比較していただきました。普段は何気なく使っているオリーブオイルですが、種類によってこんなにも違いがあるんだという事を体感し、皆さん驚かれていました。オリーブオイルは国や地域、保管方法や輸送方法、毎年の気候条件、もちろん品種によっても味が少しずつ変わります。そこがオリーブオイルの魅力のひとつであり、知多半島で作られるオリーブオイルもまた毎年味が変わってくるのです。あんパンにオリーブオイルをかけるのが先生のおすすめという事で、皆さんにもそれを味わっていただきました。

皆さんからの質問も多く飛び交いました。オリーブオイルに合う食材について、使用にあたっての注意点、保存方法など、その他さまざまな質問があり、オリーブオイルについての知識をもっと深めたいという皆さんの意欲がとても伝わってきました。それは当初予定していた３０分という時間では足りなくなるほど！先生も「まずはいろんな食材にかけて試してみてください」「自分の好みを見つけるのも楽しみのひとつです」と、皆さんに伝えて下さいました。